幼稚園を卒園する子どもたちにプレゼントされる聖書。この中表紙に一冊一冊聖書のことばを手書きする。園長・牧師の大事な仕事なのだという。極端に「手書き」することが少なくなって全く自信がないのだが、大事な仕事とあれば精を出す以外にない。 ことばを選ぶのも仕事のうちだそうで、これまた悩ましい。結局キ…
やっぱりなんだかものすごく後味が悪かった。北京オリンピックフィギュアスケート女子フリー。 昔々、フィギュアスケートはフィジカル競技だった。伊藤みどりさんが花形だった頃は、選手がみんな力強いスケートや高いジャンプを目指していた。一方でアイスダンスは的確なステップに裏打ちされつつもペアの選手が描き…
「オリンピック」という音が夢や憧れを抱かせるように響いていたのはずいぶん昔のような気がする。 3歳半で迎えた東京オリンピックのファンファーレをわたしは覚えていた。短調だが管楽器の奏でる華やかさが耳に残る。尤も本当に源記憶のなせる業なのか事後的にテレビなどで繰り返された結果なのか、今ではわから…
先日お気に入りのタイカレー店で昼食をしていたときのこと。 ランチタイムは行列が出来てしまうので、少し時間をずらして出かけたら運良く並ばずに着席。店内7割程度埋まっているが、回転が良いのだろう。いつものメニューをオーダー。 隣の席に4人、話の内容から近くの大学医学部生、おそらく2年生かと…
関西学院大学神学部の中道基夫教授による公開講演会は、とても刺激的な内容だった。 主題は「日本の教会の限界と可能性──コロナ禍を踏まえて」なのだが、語られたことは現代ニッポンで150年を超える歴史を誇るプロテスタント旧主流派に、減少期・衰退期を迎えている状況のど真ん中でさらにコロナ禍が襲ってき…
四谷新生教会は1951年1月28日に礼拝堂の献堂式を行った。この日を教会創立記念日としている。それから数えて今日23日は71年目の創立記念礼拝となる。 しかしこの教会には二つのルーツがあって、春日町教会と田村町教会(インマヌエル教会とベタニヤ教会)が共に戦争によって礼拝堂を焼失し、戦後の混乱…
幼稚園でお餅つきを行った。 卒園生から卒園記念として送られた木の臼。子どもでも何とか担げる2本の杵、大人の男でも少しキツイ感じがする1本の杵。何日も前から水につけて置いてあったのだが、それがこういう使われ方をすることを初めて知った子どもたちもいた。 感染症への配慮から最小限度のお手伝いをお…
牧師がこんなことを言うものではないのだけど…、今年いつの間にかクリスマスが来ていつの間にかクリスマスが終わった。我が家での夫婦の会話。 12月19日がクリスマス礼拝というのは一番早いこと。降誕節第4にクリスマス礼拝をすることの多い日本では、どうしたって19日から25日に行われる訳だから。で、…
先日ついに「地域包括ケア推進課高齢いきがい係」というところのお世話になった。人生60歳とはそういう年齢なのだと改めて痛感した。 一体何の御用だったのか。実は新宿区は「ふれあい入浴事業」というのを行っていて、区内の公衆浴場を60歳以上であれば月に4回まで無料で利用できる。このためには「ふれあい…
岩手県・遠野に住んでいた頃、冬は暮れるのが早かった。午後3時を過ぎると暗くなり出し、4時には真っ暗。その時間に家の玄関を出て空を見あげると、音も立てずに白い線が高速で移動していくのが見えた。人工衛星だ。 その後山口県防府市に住むことになった。最初に訪問したのが12月のはじめ頃だった。なんだか…
2025-11-2