先週13日関田寛雄牧師の召天記念日を迎えた。もう一年も経ったのかと思うと同時にもう随分前のことのようにも感じられたり、どこかでまだリュックを背負っておられるような気がしたりと、感覚的にはなんだか不思議な一年を過ごしてきたように思う。 そして、この一周年を目の前に不思議にも恩師の足跡に出くわすこ…
岩手県・奥州市黒石寺に伝わる旧正月の奇祭・蘇民祭が来年を以て1200年あまりの歴史に幕を閉じるというニュースは、首都圏でも大きく取り上げられた。 わたしも岩手県に都合10年暮らした人間。「黒石寺・蘇民祭」はその頃も毎年ポスターが掲示され、どういう祭なのか良くわからなかったのだけれど「あぁ、今年…
仕事場の階下からページェントの練習の声が響いてくる。いよいよ今週本番を迎えるのだ。 昔雑誌「教師の友」が月刊だった頃、毎年夏に駒場でセミナーがあった。神学生時代のわたしはそのセミナーの常連で、やがて「教師の友」に小さな連載を書かせてもらったりもした。 またある年のセミナーでは、講座を主催す…
世界を旅行しながら現地で結婚式を挙げているカップルがテレビで取り上げられていた。もう7カ国で結婚式をしていて、これからさらに数回予定があるという。「500万円をかけて1回豪華な結婚式をするより、5万円で100回挙げる方がわたしたちに相応しい気がした」のだと。訪ねた小さな村で、村を挙げて結婚式に協力…
「情報が多すぎて、却って自分で選べない」という理由で、ネット上で好みや体型の悩みを伝えるとスタイリストが服装を選んでくれるというサービスが人気だそうだ。普通に暮らしていたらスタイリストさんなんてほとんど無縁だが、こういう場合こそ「餅は餅屋」なのかも。しかし確かにスマホ時代を象徴するニュースかもしれ…
あまり知られなくても良いことだが、四谷新生教会の礼拝は基本的には「主日聖書日課」と呼ばれる、予め定められた聖書を4箇所読んでいる。司式者が旧約聖書と新約聖書使徒書、そして福音書を読み、参列者がみんなで詩編を交読する。これで4箇所。 毎週の説教はしかし、聖書4箇所を必ず引用するなどして用いること…
11月1日は「全国すしの日」である。たいそう歴史のある記念日で、その歴史はわたしの年齢と同じである。ちょっと自慢げ。また「わんわんわん」で「犬の日」でもある。 だがそんな呑気で平和な事柄とは別に、この日は大変心騒ぐ日でもある。何故って、日本全国だいたいの「幼稚園」はこの日に入園願書を受け付ける…
テレビで「純金積立」のコマーシャルが流れていて気になった。 いや、最近日本で金1グラムあたりの相場が1万500円を超えたから純金積立に興味を憶えたわけではない。そうではなくコマーシャルで流れてきた聞き覚えのある曲に気を取られたのだ。その曲とは小畑実の「星影の小径」だった。 で、どうしてその…
個人的な思いを説教で語る牧師もどうなのか多少疑問を持たないわけではないが、それでも「権威ある者」みたいにではなく、一個人としての聖書に対する反応としてその思いを語ることが「説教」から思いっきり外れるものではないと信じている故に、わたしは講壇から度々「ダビデ王が大嫌いだ」と明言してきた。 ダビデ…
「キミの居場所がわかるように/ぐるぐるまわせまわせ/空からも宇宙からも/キミが見えるように」。軽快なリズムに合わせ自分たちで作ったポンポンのついたバトンを元気に振り回す。賑やかな声が真っ青な秋の空に響く。今年の運動会、年長ゆり組のダンス。「ここにわたしがいるよ」の思いが全身で表現される。 幼稚園で…
2025-11-30