本日の聖書個所は「「断食」についての主イエスの教えです。 自分より弱い立場にある人々との交わりを支える「施し」。神様と自分との交わりを固くする「祈り」。そして自分自身との交わりを整えるための「断食」。これはイスラエルの信仰の系譜に属する者にとって信仰生活の土台です。私たちキリスト教徒もイスラエ…
イースターの早朝礼拝や愛餐会の準備等での大忙しがひと段落した婦人会の元へ、今年も大きな段ボール箱が届きました。中にはいい香りのする夏みかんが10kg以上もびっしりと詰まっています。教会員の家の庭にできたみかんが毎年献品されるのです。 今日は、朝早くに教会に集まった婦人会のジ…
今月は、妙に暖かい日もありましたが、その分、気温の低い日は寒さが身に沁みました。折しも教会では受難節の真っただ中。受難節というのは、イエス・キリストの十字架上の苦難を思い起こし、悔い改め、祈りつつ、復活祭を迎える準備をしようという時節です。 個人差は大きいと思うのですが、十…
はじめまして、一昨年から日本聖書神学校に通い、四谷新生教会を実習教会として牧師になるための勉強をさせていただいている和泉志苑です。 四谷新生教会で実習することになったのは、日本聖書神学校に入学した際に、一年上の先輩に教会の学びを深めるためにも、自分の良く知った教会ではなく、その先輩の通…
神様は「霊・魂・体」を人間に備えてくださいました。まず造り主なる神を知る力の源となる霊。人は霊的な知性によって物事を受け留め、理解します。次に神に造られたと知って喜ぶ力の源となる魂。人は喜んだり悲しんだりすることを通して魂・心で納得します。最後は造り主である神を崇める行動を起こさせる力の源となる体。…
神様が天地を創造なさったとき、神様はその全てをご覧になり「それは極めて良かった」と満足されました。けれど神様と喜びを分かち合う相手として選ばれたアダムとエバは神様に禁止されていた知恵の木の実を食べ、神様の信頼を裏切ってしまいます。神様は、自分で考え決断して、神様と一緒に生きることを選び取ることを願っ…
今回のテーマは「我らのための祈り」です。 聖書は「私たちに必要な糧を今日与えてください」となっていますが、いつも私たちが祈る主の祈りでは「我らの日用の糧を今日も与えたまえ」です。「必要な糧」と「日用の糧」では少し意味が違うように感じますが、ギリシャ語は同じ単語です。これはマタイによる福音書とル…
主の祈りも残すところ3つになりました。これら3つは、特に私たち自身の必要や求めに係る祈りです。これまでお話しさせていただいた中で、主の祈りには私たちが祈るべき祈りが全て入っていると申し上げました。これから取り上げる3つの祈りで、それが本当であるとお分かりいただけると思います。主イエスはこの小さな祈り…
主の祈りは「御名を崇めさせたまえ」から始まります。御名を崇めるとは神を神として知り、畏れることです。神を神として知ることができたなら、人は自分の生と死の価値を知ります。だから、私たちが尊敬と怖れを持って神に近づくよう、主はこの祈りを第1の祈りとしてくださいました。 第2の祈…
今回は主の祈りの基礎知識をご一緒に学びます。 まず第1に、主の祈りは欠けの無い祈りです。そして全ての祈りの骨組みです。何故なら、祈りの原則と言えるすべてが主の祈りの中にそろっているからです。 2番目に、山上の説教があらゆる地域とあらゆる時代のキリスト者のためのものであ…
2025-11-2