１２月第２週（１４日）の礼拝に向け、インターネット配信のための準備を行った。
　実はこれまでも様々な可能性にチャレンジし、様々な方法を試してもみた。現在配信を継続している教会は、いわゆる「コロナ禍」の間に決断・実行したところがほとんどだと思う。
　当時四谷は牧師のいない状態で、とにかく礼拝を閉じることを緊急に決断し、そのため週報と説教原稿のメールやファクスによる配信を行ったと聞いている。ネット配信は、受信側に様々な障壁が考えられ踏み切らなかった、と。
　川崎教会でコロナ渦中に行ったのは、教会員にLINE接続してもらい、川崎教会グループをつくり、LINEライブ配信するという方法だった。今LINEにこのサービスは無くなった。四谷では一回だけ個人向けにライン通話を使った配信の実験をしてみた。その結果、公式な配信には向かなかった。
　誰にでも受信してもらうためにYouTube配信も考えた。実際にこの方法を使っている教会はあちこちにある。誰でも気軽に受信出来るのだが、安定的に送信し続けるためには「配信担当者」が必要になる。ある程度の習熟が求められるのだ。そうなるとこの方法は四谷では難しい。牧師がワンオペで、が必須条件。
　というわけでiPhoneを使ったZoom配信が一択残った。週報の配信時にURLやIDやパスコードをお知らせすれば、受け取った側が比較的容易にアクセス出来る。
　そしていよいよ明日から、という日に福島の池田さんから「地震の影響で上京を取り止める」という連絡が入った。彼女はメールに記載されたZoom情報を見て「福島からZoomでＣＳ礼拝のお話が出来ないか」と提案された。急遽受信に向けた画像・音声装置の実験を行い、何とか当日これが奇跡的に成功した。
　この経験により、様々な可能性が一気に広がった。新しい教会のありようにまでフィールドが一気に広がったのだった。