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2023
07May

四谷快談No.110 天に一人を増しぬ

  • 四谷快談

 北支区常任委員会の終わり頃にK牧師が亡くなっているとの情報がもたらされた。他の常任委員は誰も知らなかった。詳細は次月ということであとに残った四役で対応を話し合う。教会のWebページを見たら情報が記載されていた。常任委員会当日が前夜式(つまり、もう終わっている)で、翌日が葬儀だとわかった。現職の牧師の召天に際して支区からは弔慰金が支給される。そこで急遽支区長が葬儀に参列し持参すると決まった。

 K牧師はわたしとは立場を異にする、いわゆる向こう側の人なのだが、私が西中国教区から教団社会委員として選出された時に彼はその委員長を務めた。立場が異なっていたので委員会の度に丁々発止のやりとりが交わされた。そういう行きがかりがあったので、支区長の鞄持ちとして私も葬儀に参列した。

 笑ってしまうのだが、葬儀で配られた友人・同労者代表の挨拶状に「また、この間、教団・教区の重要な責任を担い、闇の力との激しい戦いをも経験しました。」とあった。さしずめ支区長と私は「闇の力」の現世での代表でもあるかのようにそこに座った。いわゆるこちら側は本当に二人だけだった。

 K牧師は今年に入って背中や肩が痛いとリハビリに通っていたのだが、大腸と膵臓にガンが見つかり、4月13日に入院即放射線治療を受ける。しかし27日には天に召された。わずか2週間。本人は覚悟の上で4月9日のイースターで最後の礼拝説教と聖餐式の司式を行ったという。説教題は「大喜びで走る」。「婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。」(マタイ28:8)を引いて、そこには相反する「恐れ」と「喜び」が同時に語られていること、喜んで走る二人の婦人にイエスはその背後から「喜べ」と声をかけている、と。それは本当に死を自覚した彼の信仰告白だった。

 ご遺体には病との戦いの痕がハッキリと刻まれていたのだが、遺影は静かに微笑んでいた。そうだよ、この顔だよ、ね。

「いのちを食べる」滝澤 貢牧師

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