衆議院議員選挙が終わって「中道改革連合」が激減した現実を様々に解説・分析する情報を目にする。
わたしたちの属している「日本基督教団」は、日本の政治状況ととても良く似ているという性格を持っている。ここで「ふふふ」と思われる方、逆に「え〜ッ」と思われる方がいるだろう。
相似点はいろいろあるのだけれど、極論だけ言えば、実数としてけっして「圧倒的」ではないにもかかわらず(最大見積もっても55対45程度)、それを圧倒的に見せる手法を長く採用してきたことは指摘出来るだろう。今回「圧勝」と言われる自民党の得票率は40%程度だという。まさにこれだな。
一方、今回大敗した「中道改革連合」は、選挙戦の最後まで他党への批判を繰り返しただけの印象を植え付けたと分析する記事があった。言い換えれば、イデオロギー対決という戦略を固持してきたということではないか。これもまたわが日本基督教団のお得意戦略でもある。曰く「福音派VS社会派」。まぁそれも良かろう。でも各個教会の現実を直視したら、物事はイデオロギーほどに明確ではない。もっと混沌としている。人間の集まりなのだ、むしろそうでなければおかしいわけで、シロかクロかでは測り得ないのに、教会(教団)政治の場で相変わらずシロかクロかだけを問う。そこから導き出される伝道(宣教)方策は、当然最初からシロかクロかしかない。だから現状がどんどん悪化し、打てる手立てをどんどん失ってしまう。
それぞれの置かれた場所で、固有の問題に固執・着目し、それをできるだけフラットに見つめる中で、立場やイデオロギーを超えた方策を考え、示し、出来ることからひとつずつ手を打つ。そういう地道さが教会では絶対必要だろう、間に合うかどうかはわからないけどね。そしておそらく政治の世界にしても。
スピードを求めるのは逆だよ。それは強引さの裏返しなのだから。そうではなく一歩一歩。やはりそれしかないのだな。
2026
15Feb
四谷快談 No.255 イデオロギー対立ではないあり方


