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2025
14Sep

四谷快談 No.233 自分を切開する

  • 四谷快談

 今回白河教会で開かれた研修会のテーマは「『宗教2世』問題」。
 安倍元首相襲撃事件以来再び注目された統一協会と、そこに端を発して種々のカルト問題にも世間の関心が向き、「『宗教2世』問題」という新たな視点も生まれた。だがこれはカルトに限った「特殊な」問題ではなく、「真理」だとか「生き方」だとかが問われる場面ではどこでも・だれでも遭遇する問題としてあり続けた。今回講師を務めて下さった塚田穂高さん(文教大学)も「『問題』を他人事としない」と言われた。「『カルト2世』問題」ではなく「『宗教2世』問題」と言うのはそういうこと。カルト宗教だけがその問題に直面しあるいはカルトということに限って引き起こされる悲劇的な問題なのではない。「正統な」キリスト教界にも、仏教などの他宗教にも当然起こり得るし実際に起こっている問題だ。
 3年ほど前韓国からのゲストを交えてカルト問題全国連絡会を行った際にも同じテーマだった。韓国の牧師が「子どもの頃礼拝に出ないと父親から殴られたものだ。しかしそのおかげで信仰を持ち、今は祝福されている」というふうなことを語った方がおられた。期せずして、それこそが「『宗教2世』問題」の発露だった。しかも、それは別に韓国に限ったことではなく、私たちの中にも普通にある風景の一コマではないか。
 宗教はその教えによって理想的な人間の生き方を提示し、そういう人間になるように教え、場合によっては強制する。真理などを扱うのだから、伝える側に自覚はなくとも伝えられる側にとっては強制力として働くだろう。その道以外の道はすべからく「邪道」とされるのだ。どんなにそういう意図を持っているという自覚がなかったとしても。そうやって知らず知らずのうちに他者を支配する。それが知らず知らず宗教者の快感になったりもする。なんとも厄介なことではないか。
 他人事ではない。しかもそういうことにしておきたい心理が働く中で、自分を切開する作業はなかなかしんどいモノだなぁ。

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