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2025
24Aug

四谷快談 No.230 時代が閉じる

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 教団ジャーナル「風」が22年の歴史を終えて終刊になるということで、記念の座談会が開かれた。タイミングを同じくして長く続けられてきた同人誌「時の徴」も休刊になるとのことで、座談会には「風」の歴代発行人3人と、「時の徴」同人から1人、そして今キリスト教界で話題の本「違いがありつつ、ひとつ──試論「十全のイエス・キリスト」へ──」の著者である鈴木道也牧師(花巻教会)が登壇した。とても内容の深い座談会だった。この様子は「風」最終号となる第80号に掲載される。
 「風」第1号が発行されたのは2002年4月。その発行にむけて準備が始まったのはさらに数年前だった。何せ日本基督教団全ての教会に少なくとも1部は発送する大がかりな事業に取り組むには、集まった全員にスキルがなかった。編集のノウハウにしても同じ。さらに言えばかなりのセンスが求められるが、それもアヤシイ。加えて、2001年にはいわゆる「同時多発テロ事件」が発生し、戦争の世紀を終えて平和へと歩み寄る21世紀への期待が木っ端微塵に砕かれた頃でもあった。日本でも当然そのあおりを受けて、国を挙げて「戦争が出来る」体制へと急ハンドル急加速を始めていた。その国に立てられている教会もまた、再び「戦責告白」をしなければならなくなる事態か、と危惧されていた。
 あれからほぼ四半世紀。世界は相変わらず力のみが跋扈する事態に変化の兆しさえ見出せない。私たちの国も排外主義的な思想が蔓延し、インターネットの発達に相まって陰湿な批判の応酬が繰り広げられている様は、まるで仮想空間で戦争が勃発しているかのよう。そういう激動の時代に、しかし日本基督教団は早くから内向きに徹底した25年間を過ごし、結果今では信頼も発信する力もまるまる失った。かつて若かった私たちがなんとかしようともがいた日本基督教団は、「風」も「徴」も失って、向かった筈の「内」さえも無くしかけている。
 時代が閉幕へと向かっているのかも知れないな。

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