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2025
03Aug

四谷快談 No.227 ヤング(死語)の歌

  • 四谷快談

 上条恒彦さんの逝去が伝えられた。85歳だったという。誤嚥性肺炎が元での老衰。
 私にとっての上条さんと言えばNHKの「ステージ101」。「出発(たびだち)の歌」をソロで歌い出す時の上条さんのハリのある声が思い出される。「ステージ101」は1970年1月から74年3月まで放送された音楽番組。私の年齢で言えば小学3年から6年までに放送されていた番組ということになる。随分古い話だし、随分子どもだった時代のことなのに、今でも「出発の歌」の歌詞がスラスラ出てくる。調べてみたら上条さんと六文銭が第三回合歓ポピュラーフェスティバルでグランプリを取った楽曲だそうで。そして番組で一番好きだったのが「涙をこえて」だった。だいたい放送のエンディングでこれが流れていたな。これまた調べてみるとかぜ耕士さんが作詞、中村八代さんが作曲。「出発の歌」といい「涙をこえて」といいスゴい人たちがつくっていたのだな。
 改めて「涙をこえて」の歌詞を辿ってみた。「心の中で明日が明るく光る」「この世でたった一度めぐりあえる明日 それを信じて」「明日に続く明日も明るいでしょう」そして「涙をこえてゆこう なくした過去に泣くよりは 涙をこえてゆこう 輝く明日みつめて」と。思わず気恥ずかしくなるような、いわゆる「青春の歌」「ヤングの歌」だよ。今だって完璧にこの歌を歌える私が、いつの間にか「明日」を信じる気になれずにいる。当然の帰結として「明日に続く明日」が必ず明るいとも思えないどころか、暗いに決まっているとまで思い込んでしまっている。
 そういえば上条さんの代表曲とされるだろう「木枯らし紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」の歌詞にはこうあった。「けれどもどこかで おまえは待っていてくれる きっとおまえは 風の中で待っている」。この「けれども」にこそ意味があるのだ。
 明日も希望も信じられないと口では言いつつ、本当は待っていてくれる者を求めているんだな。私もきっと。素直になれば。

「あなたたちを知らない」滝澤 貢牧師

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