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2025
01Jun

四谷快談 No.218 こめ米コメ

  • 四谷快談

 先日お迎えに来たお母さんが「もう6月なのですね」としみじみ声をかけられた。そう、もう2025年の半分に突入する。ついこの間2024年度を振り返る教会総会を終えたのに…。
 先日父の納骨で故郷を訪れた。秋田新幹線を大曲駅で降りてレンタカーを借りた。国道13号がメインルートだが、今回は大曲から角間川・大雄村を通って我が町に抜けるルートを通った。道路の両側は田んぼ。丁度代掻きが始まって鏡のように空を写している。この季節がいちばん美しいとわたしは思う。
 その田んぼを巡る大騒ぎで日本中が揺れている。「余って余ってしかたがない」と小学生時代に学校で教えられたそのコメが、足りなくて足りなくて困っているのだ。教師の教えに極めて従順だった(ホントか!)わたしの戸惑いようをご理解いただけるだろうか。
 秋田県には琵琶湖に次ぐ第2の面積を誇る湖、八郎潟があった。これを国策で干拓し広大な田んぼが出現した。全国から入植者が集まり、魅力と希望に溢れる大潟村が始まった。小学生だったわたしは遠足で訪れた男鹿半島の寒風山から眼下の入植地、入植年によって色の違う屋根を持つカラフルな家並みを眺めた。子どもながらわたしにも希望が湧いてきたものだった。
 その干拓地でいよいよ本格的に営農が始まろうという時、国策による減反が始まった。巨大な田んぼを擁する大潟村の意欲溢れる農家たちは、食管法をかいくぐって自主流通米の販売に乗り出し、「犯罪者」「非国民」の汚名を浴びせられた。
 だが、食管法とはそもそもなんだったのか(それを言うなら農業基本法も問われるべきだが)。その法律の目指したところこそ、今のわたしたちが大騒動に巻き込まれているこの状況だったのだ。有り体に言えば食管法は消費者のためではないし、農業基本法は農家のためのものではなかったのだ。
 ワルで儲けるヤツは天使のような姿をして甘い言葉を吐く。

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