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2024
19May

四谷快談 No.164 切り札がお荷物になる時代

  • 四谷快談

 岩手県・遠野教会で7年間過ごしたが、遠野教会には「遠野聖光幼稚園」があった。教会の主任担任教師で幼稚園の副園長というのがわたしの肩書きだった。
 赴任した年に幼稚園にワンボックスの園バスが初めて導入された。その頃既に地方では一家に一台どころではない一人に一台の乗用車が当たり前だった。公共交通機関は「あるにはある」程度。遠野の広い地域に散在する園児を迎えに行き送り届けるために絶対に必要だということで導入されたのだ。
 当時から幼稚園はなかなか苦戦していたが、そういう中で「園バス」と「給食」が差別化を図る上で重要だと言われていた。まだ「預かり保育」のニーズがそれほどではなかった時代。遠野聖光幼稚園はバスを導入したが、給食はやらなかった。バスや給食等のサービスを導入すれば園児の確保には強い味方になるが、同時にけっこうな資金を投入することになる。サービスメニューを増やすことはいつでも痛し痒しなのだった。
 川崎教会でも学法の幼稚園があり、ここはマイクロバスとワンボックスの2台で4コースを運行していた。そしてやはり給食はなかった。バスの経費を捻出するためには当時利用者50人を見込まねばならなかった。それが実現できてもいたのだ。
 ところがあちこちの情報では、園バスは今や切り札ではなくなっているらしい。保育料等は公費扶助でほぼ無償化が進んだが、別料金となる「園バス代」をかけてまで幼稚園を選ばなくなっているということ。それでも一旦始めたサービスは利用者が減ったからと簡単に廃止はできない。運行コースを適正に減らすとか小さなバス/車に変更するなどでニーズに応え続ける必要がある。つまりかつての切り札が経営上のお荷物に変貌しちゃうのだ。
 東京都私立幼稚園連合会ではこれまで見積もっていた人口動態予測が17年(!)早まっているという驚くべき試算が出た。コロナを機に爆発的に減少する社会に、打つ手はあるのだろうか。

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「違いを調和へ」滝澤 貢牧師

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