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2023
26Nov

四谷快談 No.139 凹んでしまった文化破壊者

  • 四谷快談

 世界を旅行しながら現地で結婚式を挙げているカップルがテレビで取り上げられていた。もう7カ国で結婚式をしていて、これからさらに数回予定があるという。「500万円をかけて1回豪華な結婚式をするより、5万円で100回挙げる方がわたしたちに相応しい気がした」のだと。訪ねた小さな村で、村を挙げて結婚式に協力してもらう中で、「結婚式ほどその国(村)の文化を反映しているものはないかも」と思ったという。
 その話を聞きながら、わたしたちの国で、わたしたちの文化が反映された「結婚式」とはどんなものだろう、いやそもそもそういうものがあるのだろうかと考え込んでしまった。
 日曜日夜に大好きな「ポツンと一軒家」という番組がある。その中で山の中の家で結婚式の準備を整え、盛装のまま3キロの山道を歩いて新郎の家に着き、その家で結婚式と披露宴を行った人の話があった。いくつか似たような話をこの番組で見た記憶がある。わたしの幼心の中にも、家を使った披露宴やお葬式の思い出がある。この国の「結婚式」文化とは、ひょっとしたらそういうものなのかもしれないとも思った。そしてもう一つ幼いわたしの心には小さな町の小さな教会──そもそも「教会」というイメージとはほど遠い集会所だけどね──で、白いシーツを敷いた上を着物姿の新郎と新婦が進む思い出もある。そこら辺の原っぱで泥だらけになって遊んでいた小僧のわたしたちが、「結婚式がある」と聞いて集会所に上がり、その白いシーツに泥の足跡をつけて後でこっぴどく怒られもした。それもあの小さな町で確かにあった出来事だった。極少数派の文化と呼ばれても良いかもしれない。
 キリスト教の牧師として3桁を超える結婚式を司式した。まだそれが人気の上位を占めていた頃。だが今思えば、「文化」としての結婚式を「キリスト教式」という名のブルドーザーでなぎ倒しただけなのではないかと、かの若い二人のインタビューを聞いて、ちょっと凹んでしまったのだった。

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