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2023
08Oct

四谷快談 No.132 加害者が被害者になる鮮やかさ

  • 四谷快談

某芸能事務所の問題が喧しい。記者会見が2回行われたが2回ともけっこう荒れたと言われている。
指名されないことを巡って会見場が荒れた時に壇上の人間が「落ち着きましょう」「自分にも子どもがいる」「問題提起した人たちが自分の発言によって記者会見が荒れていることを知ったら辛いだろう」などと発言し、場内から拍手が起こったとも伝えられた一方、子どもをダシにしているという批判もある。
この発言を聞いて、何というかある種の既視感に見舞われた。発言し拍手を受けたその人は、まぁ正直な気持ちを伝えたのだろうと信じたいが、そのように発言することが会見場に奇妙な倒錯を生じたことは間違いない。しかもかなり危険な。仮にこれを計算した上でのあの発言なら、彼は相当な策士なのかも知れない。もちろん数々のヒットドラマの主演を張る人物ゆえに策士のシナリオを絶妙にアドリブを利かせて使ったともとれる。
何が危険な倒錯だったのか。つまりあの発言をすることで、場内を混乱させているのは不規則発言をする記者たちという空気を生じさせたことだ。問題は少年たちを巡る性加害であって、それを容認してきたのが壇上の人々。であればたとえ個人的な罪であったとしてもそれを謝罪するべき加害者側の人間が壇上にいたのだ。ところが、それを問い糺す側に、混乱を生じさせる者がいることを巧みに利用して、加害者側がまるで被害者であるかのように演出した。巧みな策士のシナリオではないか。
しかし、こういう場面は世の中に数多ある。いやわたしとてそういう千載一遇のチャンスを逆手にとって、どれだけ自分の身だけを守ってきたことだろう。そんなことは組織にとってまったく不利益でしかないのだが、しかしそうせざるを得ない個人的な弱さや狡さがそこには露呈していた。苦い思いばかり多数ある。
それを公共の電波で見せられ思い出させられる。自分の恥を思い出させられるわけだ。チト辛いなぁ。見なきゃ良いんだけどね。

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