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2023
20Aug

四谷快談No.125 戦争が廊下の奥から出てきたよ!

  • 四谷快談

 先週78年目の終戦記念日を迎えた。早朝4時頃、四谷はものすごい雨に見舞われ、その激しい音で目が醒めた。

 3年前のこの日も朝5時頃まで激しい雨が降っていた。7時から千鳥ヶ淵で「8・15平和祈とう会」が開かれるのだが、出かけるのを躊躇うほどの雨だった。6時過ぎると小雨になり、消極的な思いで出かけていった。その会場に大きなリュックを背負った関田先生がおいでになっていた。自分の消極性を思わず恥じ入った。今年、同じように激しい雨が降り、それが上がった千鳥ヶ淵に先生の姿はない。わたしたちにそのつとめが託されたのだと改めて実感した。

 自民党副総裁が台湾を訪問したというニュースがあった。日本と台湾を取り巻く状況が非常時になったこと、抑止力は「戦う覚悟」があって初めて力になる、などと講演で語ったらしい。

 一方で、国の宝である国立科学博物館が、建設費がどんどん高騰する中で新しい収蔵庫工事が侭ならない上に、保存のために必ず必要な空調にかかる電気代も高騰し、苦肉の策として1億円のクラウドファンディングを始めたという。幸いにも目標額を遙かに上回る支援が集まったそうだが、この二つのニュースを同時に聞きながら、心が重苦しくなった。

 国の宝が電気代の支払いにも困っているという状況下で、本来「国立」博物館の責任を負うべき「国」はそれへの支出をケチり、防衛費だけは天井知らずに支払うことを決めたわけだ。それはつまり、人をつくり人を育てそこに文化を育むことよりも、敵であれ味方であれ人を殺し人を殺させることにならいくらでも金を使う「戦う覚悟」を持った国になったのだ、という宣言だろう。

 そういう意志を持った人たちが、その同じ口でどれだけ「異次元の少子化対策」と「丁寧な説明」をしたとしても、誰が信じられるだろうか。「少子化対策」は「兵卒獲得対策」かと疑わざるを得ない。いのちが鴻毛より軽んじられるあの時代の再来か。

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「夏、あなたの魂を待つ」星山京子牧師

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