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2023
19Mar

四谷快談No.103  桜が…

  • 四谷快談

 東京では全国でいちばん早く14日にソメイヨシノの開花宣言が出たらしい。言われて幼稚園の桜を見に行ってみたら、ほんのちょっと見ないうちに花芽がずいぶん大きく膨らんでいた。それは充分にオドロキではあったが、まだ開花には及ばない。

 15日は修了式。一年のお守りを神様に感謝し、新しく始まる一年を喜びをもって始められるように、みんなでお祈りをした。桜の蕾のうちいくつかは、先っぽを少し広げ中のピンク色を見せてくれるものも出て来た。あと一歩という感じなのだけど…。16日が卒園式だから、何とか咲いてほしいと願いつつ、しかしこればっかりは人の力をもってしてもなんともならない。花は、自ら決断したときにその蕾を開くのだから。

 そうして思った。これこそ卒園のメッセージではないか。

 聖書には人間の一生について「人生の年月は70年程のものです。健やかな人が80年を数えても得るところは労苦と災いにすぎません。」(詩編90:10)という言葉がある。一生が労苦と災いだというのは、思いどおりにはならないものだということだろう。桜の花ですら人の願ったときに思いのまま咲かせたり散らせたり出来ないのだ。ましてや相手もまた人間であるところの社会で、思いのままに生きようと思ったらまさに労苦と災いの連続だ。そうならないために70年80年、周囲の人と、そして何より自分と折り合いを付けて一日一日を歩むしかない。その歩みの中に幸せを自分で見つけることが出来たら上出来なのだ、と。

 そしていよいよ卒園式当日。件の桜の花は朝7輪あまりがみごとに開いてわたしたちの到着を待っていてくれた。つくづく、わたしたちは自然の豊かな恵みの中に置かれているのだと思った。小賢しく年を重ねても自分でもどうすることも出来ない事柄に直面する。そんな絶望的な時でも道が開けることがある。自分では如何ともしがたい時に、神が、自然が、助けてくれる。

 卒園する15名の行く先に、限りない神の祝福を祈る。

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「神体験」滝澤 貢牧師

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