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2022
13Nov

四谷快談 No.85  熱狂が引き起こす

  • 四谷快談

 10月29日に韓国ソウル梨泰院で大きな事故が起こった。ハロゥイーンに集まった人たちが犠牲になったわけだけど、別に誰かが主催して時間を示し合わせて街頭パーティをしたわけではなくて、なんとなく多くの人が押し寄せたというのもオドロキ。

 というのも、以前住んでいた川崎市では、行政と商店街とがタッグを組んで「カワサキハロゥイーンプロジェクト」(略称カワハロ)が1997年から毎年行われていて、ピーク時には参加者3千人、観覧者12万人が集まる一大イヴェントがあったから。主催者がいて人を呼ぶ工夫がされてもちろんちゃんと道路占有許可を取って行われていたのだ。

 そのカワハロも偶然コロナの年に終了となった。ハロゥイーンの遊び方が変わってきたのだった。そして例えば渋谷の街が梨泰院と同じように偶発的に多くの人が集まる街頭パーティとなって行き、毎年恰もそれが迷惑行為でしかないような取り上げ方をテレビが行ってきた。もちろんコロナでずいぶん縮小されていたがその枷が外れたこの年、韓国で大きな事故が起こってしまった。

 誰ともなく人が人を呼んで、まるで示し合わせでもしたように人が集まってくる、これもまたネットやSNSのなせる業なのだろうか。昔熱中して読んだ手塚治虫の「火の鳥」、その復活編には世界中にいるロボットのロビタがある日一斉に職場を放棄し、何万体というロボットが溶鉱炉に身を投げ自殺するシーンがある。不意にその場面が思いだされた。

 梨泰院の事故は防げたのだろうか。警察や行政当局にその責任を本当に問えるのだろうか。2021年1月6日に米国連邦議会議事堂が襲撃された。多くのテレビがその映像を流し続けた。民主主義の象徴が暴徒たちによって襲撃された。米国の大統領選挙結果を確定する日だった。この主催者はいったい誰で、しかるべく責任をとらせることが本当に可能なのか。

 熱狂は判断を曇らせ誤らせる。しかもいのちを縮める行為だ。

「可能性ゼロのところから」滝澤 貢牧師

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