旧統一協会と政治家、分けても与党自民党の多数と親密な関係であることが連日取り沙汰されている(一応「旧」と付けたが、以後は付けない。だって新も旧も全く同じなんだもん)。
追求されるほとんどの議員が「知らなかった」「今後は気をつける」と述べるのだが、支援する側(統一協会)と支援される側(政治家)が恩恵の一方通行であるはずがなく、いわゆるWin-Winの関係がズブズブだったのだ。だから本当に解明が必用なのは統一協会側がどのような便宜を図られたのか、なのだと思う。「今後は気をつける」程度の覚悟でその美味しいズブズブが絶ち切られるハズがない。
政治家にはやはり力があるのだろうなぁと、時折うらやましくさえ思う。一旦手にしたその「力」をあっけなく手放すヤカラは歴史上登場しない。その「力」を維持するためには主義主張がたとえ異なっても「利益」という一点だけで結びつくことが出来る、その覚悟が出来る人だけが政治家として生き残っているということだろうなぁ。
もちろん統一協会が一応「宗教」であり、どれ程問題があると指摘しても(政治力で)「宗教法人」と認定されている以上、それを信じるひとたちのいわゆる「信教の自由」は法的に存在が保証される。そうである以上わたしたちが信者たちに言えるのは、「気をつけな、ね」だけだ。「だまされちゃ不幸だよ」と。
一方政治との結びつきで宗教以上に驚かされるのは「電通」という会社だ。お読みの方に関係者がいらっしゃるかも知れないので予めお断りするけど、わたしは統一協会以上に「電通」が社会にもたらし続けている「危険」や「脅威」を感じるよ。
おそらくあの会社は政策プロジェクトの多くを担っているだろう。収益のいくらか(かなり多め)は税金だ。そうやって力を振るい続けてきた者が、たまたま東京オリンピックで同じことをやって、バレたわけだ。だが誰もあの会社を追求はしないんだな。