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2022
31Jul

四谷快談 No.70 夢の舞台と現実と

  • 四谷快談

 先日久しぶりにデパートを訪ねた。とは言えだいたい地下にしか用はないものだ。デパ地下、食料品関係。

 ついでにどんな店があるのか興味もあり、せっかくなのでレストラン街に昇ってみた。そのデパートでの初体験!

 子どもの頃、祖父母の住む町にデパートが二つあった。子どもの目には大きな店だったけど、県庁所在地ではない地方小都市の話し、せいぜい3階建か4階建だったと思う。でも、その最上階に「大食堂」があって、そこで食事をすることが憧れだった。お気に入りはクリームソーダだったけどね。

 で、新宿のデパート。レストラン街を眺め歩いていたら向こうから小学校低学年とバギーに乗るちいさな子二人を連れた若い夫婦がやって来た。すれ違い際家族の会話が。お母さんが歩いている子どもに声をかけている。「お金がたくさんあったら迷うことないんだけどねぇ」。すれ違ってその名言に思わず頷いた。

 そんなに大きくはないけどいろんな料理店が並んでいて、たぶんあっちこっち子どもの足ではずいぶん歩いた気になったのだね。どれも美味しそうだけど、親としては金額は重要なのよ。

 人は自分という人間の価値を、何によって客観付けるだろう。私の場合、食事にかける金額がそれだとなんとなく感じていたのだけど、この若いお母さんの一声が決定打。間違いなくわたしは自分の価値を料理の値段で測っていた。ある値段を超えたメニューは私にとって無いと同じ。盲点のように眼前から消えている。逆にある値段から下になってようやく「手頃感」が生まれる。これは手頃感であって「お得感」ではない。だから自分の価値がその判断に反映される。

 イヤだなぁ、貧乏くさいなぁと正直思うのだけど、清水の舞台から飛び降りることは永久に出来そうもない。染みついている。

 「大食堂」は夢の舞台。だからあんなにロマンがあったのだなぁ。クリームソーダ。あの頃から私の価値はその辺りだったのだ。

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