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2022
27Mar

四谷快談 No.52 暴力を止め、そして話し合え

  • 四谷快談

 「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」(日本国憲法前文)。

 ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説した。その中に「国際機関が機能しなかった」という言葉があった。ロシアからの一方的な侵略を受けて、国際機関に協力と援助を訴えたが、彼らはウクライナ大統領の思うようには決断しなかったという焦がれる思いは理解できる。現に日々戦火の中にあるのだ。助けを求めることに遠慮はいらない。

 日本の国内では「非核三原則はもはや意味がない」「核を持つ事で戦争に巻き込まれるよりも、核兵器を持たない事でウクライナは国を失う危機に瀕している。」という声が多数聞こえる。だから軍事力強化への足かせは全て取り払え、見直せ、と。

 「平和を愛する諸国民の公正と信義」はもはや信頼できないのだろうか。「諸国民の公正と信義」への信頼を棄てて、自力で諸外国(特に東アジアの独裁国家群がSNS等ではつねに念頭にあるようだが)を躊躇わせるだけの最終兵器を開発し所持することで「われらの安全と生存を保持」できるのだろうか。本当に?

 17名の卒園生を次のステップへと送り出した。17人には17の個性がある。一枚岩ではなくしょっちゅう騒動を起こし涙もたくさん流された。だが一つになるときには一つになれた。違いを抱えたままで一つになる、それがきっと彼女ら彼らの生きる力になると信じてきた。だが、彼女ら彼らを送り出す先の社会は「諸国民の公正と信義」への信頼を棄て去ろうとしている。人と人とが違いを抱えたままでわかり合うというわれらの理想を、唾棄しようとしている。それはわたしたちに対する冒涜だ。

 冒涜と侵略の根は同じ。だからわれらは訴え続ける。とにかく今起きている暴力を止めろ。そして話し合え。冒涜は許さないと。

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「わたしたちは立ち帰ります」滝澤貢牧師

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