文字通り天が割れたような豪雨が参列を躊躇わせるように朝方まで激しく降り続いた後、ギリギリで小雨に切り替わった8月15日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「8・15平和祈祷会」が開かれた。神学生時代から数えておよそ35年ぶりに参列した。
この集会は実行委員会が主催しNCC靖国神社問題委員会が後援して開催されてきた。だが実質的には須賀誠二牧師がほとんどお一人で担ってくださっていたと今回司会された岡田いわおさんがお話になった。だから須賀牧師が7月25日に天に召されて、集会自体の開催も危ぶまれたのだ、と。
須賀牧師とは、それこそ神学生時代に何度かお目にかかったことはあった。だからお名前も私の中に記憶されていた。7月27日に鈴木伶子さんから「須賀さんが召されたと聞きました。 四谷新生教会でお祈りを捧げてくださるとのこと、嬉しく思います。」というメールが届いた。この時「須賀さん」が誰のことなのかわからず、しかも四谷新生教会で追悼祈祷をするということがどこからの情報なのかもわからず、困ってしまった。当てずっぽうで思い当たったのが誠二牧師の名前。さっそく検索するとNCCのページに当たった。四谷新生教会という情報もどうやらここが発信源。須賀牧師の出席教会は「町屋新生教会」でNCCも後日訂正情報を流している。「町屋新生」と「四谷新生」、電話だったら区別付け難いよね。
今回の平和祈祷会は、コロナ禍であっても、そしてたまたま日曜日に重なった今年であっても、ご自身が体調が悪い中でも、「ぜったいやろう!」という須賀牧師の熱意があって行われたのだと知らされ、その生涯をしばし偲んだのだった。
そしてわたしにメールを下さった鈴木伶子さんも8月6日に急逝された。あのメールが最期になったのは今でも信じられないでいる。鈴木さんのことは衝撃が大きすぎて、いまだ偲ぶ思いにはなれない。ご遺族に主の慰めを!