この綴りを書いている今日は13日。いわゆる盆の入り。ところが今日は朝からとても涼しい。つい先日まで酷暑日だ熱帯夜だと騒がれて(騒いで m(_ _)m)いたので、この涼しさに驚いたのだが、この国はそれどころではない状態。
今この国では年がら年中いろいろなところで災害がある。一昔前までは一年の内に気をつけなければならない季節があった。だが今は一年中気を抜くことが出来ないほど、いつも自然災害に見舞われる。2019年9月に関東に上陸した台風15号で川崎の教会幼稚園は初めて床上浸水を体験した。わたしの個人史でも床上浸水は初めてだった。床上には至らないまでもギリギリセーフということが川崎では何度もあった。だから「一年中気を抜くことが出来ない」のは実感。
それだけでなく、これまでにないスピードで新型感染症の新規感染者が発生し、東京都の会議では「制御不能」とか「“災害レベル”で感染が猛威を振るう非常事態」という言葉が、実際に西日本各地で“災害級”の大雨の情報が流れる中で発せられた。そして「人流の5割の削減」が言われ出した。それは昨年4月の第一回緊急事態宣言当初の人流だそうだ。 この事態にとるべき新しい手はないわけで、改めて人流制限とかマスク着用とか3密ではなく1密でも危険という認識とかが力説されるのもわかる。良くわかる。わかるのだが…。
「皆さんのおかげで人流は減少しているので、そうした心配はないと思う」と、つい先日「オリンピックを開催し続けても大丈夫なのか」との質問に答えたのは総理だよね。あれから2週間程度で今また「人流制限」が声高に叫ばれるのは、総理の現状認識が間違いだったか、あるいはオリンピックのせいで人流が増加したかの二つに一つが原因なわけで、そのどちらも彼の責任ではあるわけだよね。先ず何よりも、ね。
反省が全く聞かれないことがやっぱり問題なんだよ。災害級。