「そんなクソなピアノの発表会なんてどうでもいいでしょう、五輪と比べれば。それを一緒にするアホな国民感情に、今年選挙があるから乗らざるを得ないんですよ。」。
これを書いている今日は東京オリンピック開会式の朝です。このところ多いときは4機ほどヘリコプターが夜11時を過ぎても飛び回っていて、かなり頭にきている状態ですが、あえて丁寧な(いつもより激しく丁寧な)言葉で四谷快談を綴っています。読者よ、覚れ。
上の引用は実業家で東京五輪・パラリンピック組織委員会の参与も務める夏野剛さんのニュース番組(21日)での発言です。夏野さんなんて全く存じ上げませんでしたが、株式会社KADOKAWA代表取締役社長、株式会社ドワンゴ代表取締役社長CEO、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授等々の要職に就いておられるいわゆる「上級国民」ですなぁ。で、わたしたちアホな国民の感情にも「とりあえず選挙の年だから付き合ってやるぜ」ということのようです。
この言葉は共演者の「子どもの運動会とか発表会が無観客で行われてるのに、なんで五輪はOKなのか不公平感が出る」といったコメントを踏まえてのものだそうですが、まぁ番組が揃えた共演者ですからそういう認識でしょうけど、無観客でさえやれたら良い方で、ほとんどのことは中止を余儀なくされています。アホな国民の例えば結婚式なんてほぼ延期だし、アホな国民の葬式なんて出来ても無観客。人と人との繋がりをすべて遮断され、絆なんて(もともとあるのかどうかは別としても)ズタズタにされた。それも政策の無能に依るところが大きいのですよね。
だから嫌われているのです。そういう態度が嫌われているのですよ。開会式当日までゴタゴタしかないオリンピック組織委員会こそクソでしょ(言っちゃった)。