結局5月の終わりまで緊急事態宣言は延長されるという。一方で百貨店などに出されていた休業要請や大規模イヴェントの入場制限などは緩和されるらしい。結局飲食店への狙い撃ちと国民一人ひとりの努力だけが今回もまた「唯一の」政策ということ。トホホだ。
四谷新生教会執事会は先週時間を費やしてこの宣言への対処を話し合った。とは言え、わたしたちの礼拝堂が「礼拝」のために密になることなどまずあり得ない中で、それを休止したり入場者の制限をすることはあまり意味がない。加えて日曜日礼拝のために乗車する可能性のある電車も、換気対策などで「万全」を標榜している。となれば、礼拝に参列することが感染を誘発し拡大するとは思えないことになる。尤もたとえ少数とはいえ「人流が増える」事に加担するわけで(ホントか?)、それを抑止するという点だけ残る。
つまり個人が、そして個人にちょっと輪をかけただけのような教会が取り得る努力・対策なんてそんなもんだということ。抜本的対策を個人に負わせても意味はないのだ。特効薬かワクチン以外にはね。で、それこそ政治の役割ではないのかと言いたいのだけど。
ゴールデンウィークの「人流は間違いなく減少している」と胸を張る首相だが「それで十分か」と聞かれても答えなかった。答えられないのだろう。そうしておいて17日を超えて延長しさえすれば「バッハシフトだ」という批判はかわせると読んだってことかな。この期に及んでなお「東京五輪開催で選挙に勝つ」ということ以外何もないということなのだね。ワクチンのことも検査数のことも感染者数のことも医療の現場も。そしてそういう首相と与党がまだ一定数(大多数?)に支持されているわけで…。
5月の空は快晴の筈だが、思いのほか憂鬱なのだけど(激おこ)。