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2021
11Apr

四谷快談 No.2 犬の散歩と哲学と

  • 四谷快談

 四谷には古くから親しまれている坂道があって、その殆どに名前がついている。そして新宿区の教育委員会がその坂の名前を解説した道標を据え付けている。毎日朝と夕方、犬たちの散歩をしながらその道標を読むのは楽しい。
 ところで、犬たちは立っているものにはどうしても自分の印を付けたがる。様子を見ていれば付けたがっている仕草はわかる。で、飼い主たる者だいたい予想をつけてその柱まで最短コースの道を進むのだが、あにはからんや犬たちはわたしの示したコースは辿りたがらない。
 普通にただ散歩しているだけなのだけど、どうもわたしの頭の中では常に「どのコース取りをするのが最短か、合理的か」がめまぐるしいスピードで駆け巡り、片時も休まずに考え続けているらしいのだ。そして当然犬たちにもその“合理的な”道を辿るように強制する。だってそれが合理的っちゅうもんだから。でも、犬たちはそれを“合理的”とは思わない。別の“理”があるらしいのだ。
 一度こういうことが気になると、常に気になり出す。そして「わたしが“合理的”と思うことが、決して普遍的ではないのだ」という事を、渋々ながら認めざるを得ない。そうしないと犬たちは一歩も動こうとしないし。
 飼い主と飼われ犬の関係ならばまぁその程度で済むのだ。だがひとたびこれが人と人との関係だったらどうか。国と国との関係だったら、宗教と宗教との関係だったら…と思いは無限に空想の空を飛び始める。
 あぁ、ただの犬の散歩がずいぶん哲学的になるものだなぁ。そういえばここら辺、到る所に寺社があるもんなぁ。

「復活に、何を期待する?」 滝澤 貢 牧師

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