2020年度の幕開けは、みなさん大変だろうと想像します。
四谷新生教会も同様です。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、2020年3月29日から
礼拝及び所集会は教会に集まらず、「各自置かれた場所で守る」こととしています。
僕たちの教会は高齢者も多く、また遠距離を通って来られる方が多いので、
ギリギリまで粘った末の苦渋の決断でした。
しかも、さまざまな事情があり、3月末をもって的場惠美子牧師が退任され、
このままでは、教会がなくなっちゃう!という危機感が僕にはあります。
でも、古賀博牧師が代務者として守ってくださることとなり、
荒瀬牧彦牧師、野田沢牧師、柳下明子牧師、森田裕明牧師が
毎週の礼拝を支えてくださることとなりました。
神さまのお導きの中で生かされていることを痛感する出来事でした。
牧師招聘委員会や、執事会役員会はネットを駆使して行いました。
今どきのZoomなどではなく、全員へ返信というメールのやり取りを
延々と繰り返すやり方です。書き込みが足りなかったり、入力のペースが違ったり
みんなそれぞれにストレスをためながらの会議になりました。
それでも、協力的に会議がなされていることは、神様に繋がる人の強さを感じました。
また、一緒にいるってどんなに大切なことかを痛感しました。
「世の終わりまであなた方と共にいる」と約束してくださった、
その約束の素晴らしさと人間の限界を感じました。
コロナの惨禍を通り過ぎた社会は、これまでとは違ったものとなるに違いないと思います。
検索すれば、僕の子どものころ、8月の気温は30度を超える日のほうが珍しく、
今思えば「快適だったんだな」と思います。夏休みが夢の時間だったわけです。
今は35度前後になる日が殆どで、炎天下で外で過ごすことは控えなければならない世界です。
阪神淡路大震災をきっかけに、大規模な地震の活動期に入ったといわれます。
地球温暖化と言われ、毎年のように台風や集中豪雨が大きな被害を出すようになりました。
コロナ後の世界は、ウイルスとの戦いやソーシャルディスタンスなどが当たり前の世界に
移行していくのではないかと感じます。
それでも、クリスチャンは神さまを見上げ、神と人とを大切にすることで、
この厳しい世界を、手を取り合って生きていけると思います。
また、「一緒に」礼拝しましょう。集まりましょう。必ずその日は来ると信じています。
井口 真