イースターの早朝礼拝や愛餐会の準備等での大忙しがひと段落した婦人会の元へ、今年も大きな段ボール箱が届きました。中にはいい香りのする夏みかんが10kg以上もびっしりと詰まっています。教会員の家の庭にできたみかんが毎年献品されるのです。
今日は、朝早くに教会に集まった婦人会のジャム作りの日です。先週のうちにピカピカに研いでおいた4本の包丁をまな板の上にならべます。
次に直径45cmもある大鍋で大小の空きビンを20分間煮沸します(この20分煮沸は、教会員だった元内科のお医者から学んだもの)。今年は2回に分けて65個煮沸しました。
夏みかんは目方を量り、その約70%の砂糖を用意します。
それから、実と皮に分けて、実は種を取り除き、1~2cmにザクザクと切ります。皮はできるだけ薄く切り、実とは別にして、ボールの中で揉み洗い3回。実と皮を一緒にして鍋に入れます。ガス台に、ようやく乗るぐらいの大きな鍋を二つ使います。これにまず、火をつけてから、作業の片づけを始めます。使った道具を一つ一つ洗い、汚れた台や床をさっさとお掃除してひと段落。一同礼拝に出席します。
礼拝中は吹きこぼれの無いように、ガスを一番弱火にして、蓋を3分の1ぐらい開けて、コトコト火にかけておきます。礼拝の最中に少しずついい匂いがしてきます。
礼拝が終わると、婦人の一人が急いで忍び足で台所へ向かいます。今年は吹きこぼれず、焦げつかず、ほーっと一息ついて、砂糖(ざらめ)を入れます。
これからが重労働。大鍋の中のジャムは、かき混ぜるのに体力がいります。そして焦げないように、火傷しないようにです。作り方や加減のよくわかった体力のある婦人が引き受けてくれます。皆が食事をしている間も鍋のそばを離れません。
ようやくでき上がったジャムを煮沸消毒したビンに詰めて蓋を固くしめ、まわりを真っ白い濡れタオルで丁寧に何回もふいてでき上がり。
ジャムを詰めている間に作業した台所を最終的にピカピカにお掃除をして、これでジャム作りは終了です。
でき上がったジャムは、例年、好評です。教会員達に購入してもらって得た収入は婦人会で少しずつストックして、教会の御用のために用いさせていただきます。
*本来もう少し細かな注意点があります。詳しくお知りになりたい方は、教会にお越しくださり、婦人会のものにお声掛けください。